住宅版エコポイントを取得するリフォーム


「明日の安心と成長のための緊急経済対策」として、平成21年12月8日に閣議決定し、具体的な政策として、「環境ー地球温暖化政策と景気回復の両立を目指す」住宅版エコポイント制度を創設してます。

CO2排出量のうち「家庭部門」のCO2削減が必要とされ、省エネルギーの基準を満たす住宅リフォームがエコポイント対象となります。

リフォームついては
@窓の断熱改修+A外壁、屋根・天井、床の断熱改修+Bバリアフリー改修=1戸あたり30万ポイントを限度としてます。

@窓の断熱改修
外窓・内窓問わず、ベランダのような大きな窓(2.8u以上)に1ヶ所当り1.8万ポイント、洋室・和室等通常の大きさの窓(1.6u〜2.8u)は1ヵ所当り1.2万ポイント、トイレや洋室等の小さな窓は(0.2u〜1.6u)では1ヶ所当り7千ポイントになります。
通常の住宅では、12万〜15万ポイントになると試算されます。

A外壁、屋根・天井、床断熱改修
外壁(10万ポイント)や小屋裏(3万ポイント)の断熱材入替えは(立方メートル)、床下断熱(5万ポイント)は(立方メートル)を最低使用量と定めています。
通常の住宅ですべて断熱改修した場合は、15〜20万ポイントになると試算されます。立方メートル換算なので、ちょと”ややこしい”ので専門家に相談されることをお薦めします。

Bバリアフリー改修
断熱改修をした場合のみ適用される、バリアフリー改修(5万ポイント)付加することが出来ます。浴室手すり(5千ポイント)、階段手すり(5千ポイント)、リビング手すり(5千ポイント)、浴室段差解消(5千ポイント)、和室段差解消(5千ポイント)、廊下巾の拡張(2.5万ポイント)で最大5万ポイント付加することが出来ます。

断熱工事なら寒さの厳しい札幌にピッタリの政策だと思われそうですが、札幌の木造住宅に樹脂製複層ガラスのサッシは20年以上前から採用されていてます。
外窓に関しては、現在、樹脂製複層ガラスのサッシの住宅でも、複層ガラスだけを高断熱ガラス(Low-Eガラス)に交換することによって、エコポイントの対象となります。
内窓設置や外窓交換よりはポイントは低いですが、見た目も使い勝手も変わらず、断熱性能が向上します。
札幌で多い樹脂サッシの開き窓の場合、内窓は設置しづらいですが、和室やベランダ等部分的に引き違い窓がある場合は、内窓設置も良いですし、エコポイントの対象になります。内窓設置の注意点はこちらを参考にしてください。
外壁張替えだけのリフォームはエコポイントの対象になりませんので、注意してください。


平成23年7月31日で終了と発表がありました。ご検討はお早めに!

posted by (株)高橋建築事務所 at 23:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 断熱・気密改修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

複層ガラスの種類


住宅版エコポイントで話題の窓断熱改修ですが、札幌の窓ガラスは20年以上前より、断熱性能の高い複層ガラスが採用されています。複層ガラスのことをペアガラスと呼ばれていますが、ペアガラスは旭硝子鰍フ登録商標だそうです。

複層ガラスの基本構造
2枚以上の板ガラスを一定の間隔を空けて並置し、その間に乾燥空気を封入してます。空気層は一般的に6mm又は12mmで空気層が大きいほうが断熱性に優れます。
札幌で採用されてる樹脂サッシの複層ガラスは通常12mmで、ガラス3mm+空気層12mm+ガラス3mmで18mmの厚みのガラスになり、3-12-3と呼ばれてます。
乾燥空気は複層ガラスの内部で結露を起こさせない為で、複層ガラスの中に水滴が付く場合は、封着部のシール材が劣化してします。
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高断熱複層ガラス(Low-Eガラス)
基本構造の室内側に特殊金属コーティング(Low-E膜)を施したガラスを用いて、日射エネルギーを効率よく採取し、暖房熱は特殊金属コーティングによって室内側に反射させ、断熱性能を向上させてます。熱伝導率が空気(0.024)より低いアルゴンガス(0.016)を封入することで、断熱性能を向上させた複層ガラスもあります。近年札幌ではこのタイプが住宅で多く採用されているタイプです。
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真空ガラス
日本板硝子鰍ェ製造しているスペーシアは、真空は熱を伝えない科学的原理で0.2mmの真空層で断熱性能がさらに向上します。
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高断熱Low-Eガラス+アルゴンガス+真空ガラス
さらに全てを合体させて、断熱性能を50mm厚のグラスウールにも匹敵する超高断熱性能を実現しています。コスト高ですが、商品としての性能は優れています。
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窓ガラスの性能向上リフォームは、断熱性のほか防音性や防犯性・安全性等も検討のうえ、施工部位や改修費用のバランスを検討する事が大切です。


posted by (株)高橋建築事務所 at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 断熱・気密改修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天井裏の断熱


2階建て住宅の場合は2階の天井裏、部分的に平屋の部分は1階の天井裏で断熱が不十分だと、せっかく暖房しても熱が天井裏に逃げて効率が悪いです。
しかも天井裏に集まった暖かい空気が、外気によって冷され屋根面と大きな温度差をつくり、屋根面と接する部分で冷されて結露を発生させ、屋根を支える木材や板が濡れて痛んでしまう事になります。

札幌で天井裏の断熱といえばブローイング工法が一般的で、専用のブローイングマシンで断熱材(グラスウール、セルロースファイバー等)を天井に吹き込む工法です。

ブローイング工法の特徴
・断熱層の厚みが自由に選択出来る
・断熱層の継ぎ目なく施工出来る
・梁下、配管周り、電線等の障害物の部分も施工精度が高い

リフォームの場合、天井裏で作業出来るスペースがあれば、天井点検口よりホースも持って進入して施工します。 潟jチダン HP参照
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天井点検口や天井裏に作業スペースがない場合は、必要時応じて新しく天井点検口を先行して取付ける必要があります。

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意外に多いのは、和室押入れの天井が外れて天井裏に進入出来る場合もあります。

ブローイング工法の注意点
・断熱性能は向上しますが、気密性能は大きな期待は出来ません
・外壁壁や間仕切壁の天井裏気流止めを同時施工してください。
(一般的にはブローイングに先立ち、グラスウールを壁上部に詰める)
・ダウンライト照明器具の場合、過熱による火災を防ぐため空間を確保する必要がある(SB形 ブローイング工法に適したダウンライトもあります)
・天井点検口部分は、作業後グラスウール等で断熱を忘れずに施工

住宅の構造によって変わりますが、コストパフォーマンスの良い断熱リフォームで、短期間で終わりますので、断熱性能向上や屋根のすがもれやツララ等トラブルにも効果的ですのでお薦めします。

posted by (株)高橋建築事務所 at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 断熱・気密改修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする